昨日、このブログでブルネイに関して書いている関係で、
ブルネイ大使館でブルネイについて語らせていただく機会を頂くこととなりました。
大使館の方との対談は、私自身も学ぶことの多いものでした。
大使館での対談中に、改めてブルネイについて思ったことを今回はつづってみようと思います。
さて、みなさん。
みなさんは
「イスラム教徒」
と聞いて、何が思い浮かびますか?
(悪いイメージばかりが浮かんでいないことを祈ります💦)
私がブルネイを好きな理由。
一番強い理由は、「とにかくブルネイの人が好き!」なんですが、
それは、彼らがイスラム教徒であることに関係しています。
私自身は、イスラム教徒ではありません。全くの無宗教です。神様の存在も、はっきり言って、信じていません。
そんな私が、イスラム教を二つのキーワードで表してみます。
Ⅰ.「家族愛」
イスラム教では、子供は宝とされているからか、ブルネイの子たちはみんな子供が好きです。それも、尋常じゃなく!(笑)
大学生の男の子であっても、近くに子供がいれば、つい話しかけに行っちゃうし、子供がとてつもなくかわいい行動をしていると、悶えてきゅんきゅんしています(笑)
日本に来たことのあるブルネイの男の子に聞いた話によると、
集団で公園散歩に連れてこられている幼稚園生と、
一人で電車通学を頑張っている小学生が最高にかわいいらしいです。
(しかも、その子が「おばあさん、どうぞ!」と席を譲っていたらしくて、発狂しそうな勢いで「かわいいかわいい!何なんだあのかわいさは!」と語ってくれました(笑))
そんなブルネイの子たち。小さい子だけでなく、兄弟、親、とくに母親を大切にします。
(以前やっていたテレビ番組では、「ブルネイの子供は限られたお小遣いを家族のために使う!」なんてVTRも流れていました。)
インスタグラムでブルネイの子の投稿を見てみると、ブルネイでは、誕生日会を盛大に開き、親戚が20人ほど(もっと多いかも?)集まるようです。
私は、大学生の男の子が、お母さんの誕生日に、お母さんに送っていたメッセージに非常に感動しました。
「お母さん。お誕生日おめでとう。今度はぼくたちの番だよ。もう無理しなくていいよ。」
(*´Д`)!?
なんてできた、心の優しい息子なんでしょう!!
20歳くらいの日本人の男の子がお母さんに向かって、こんな言葉をプレゼントできるんでしょうか。
お母さん思いなのはこの子だけではありません。他の子も、日ごろからお母さんとツーショットを撮り感謝の言葉をつづっています。
ブルネイの人の、優しくて、思いやりがあって、周りを常に気づかえる性格はこういう風に育てられてきたからなんだな、と心から思います。
感謝の気持ちをすぐに相手に伝える習慣があるというのもとても素敵ですね♡
もう一つ、イスラム教を表すキーワード、それは「おもてなし」です。
Ⅱ.「おもてなし」
ブルネイの人はとってもとってもとーっても優しいんです。
こちらが申し訳なくなるくらいに。
ブルネイに行くたびに、あまりにも親切にしてもらうため、
いつか、
「いつもありがとう!お礼がしたいな。いくら感謝してもしきれないよ!」
と伝えたことがありました。
そして、その時に返してくれた言葉に驚きました!
「あなたは感謝する必要はないんだよ。私は当然のことをしているし、それを神様が見ててくれてるから。それで十分なんだ。だからあなたからのお礼はいらないよ。」と。
人に親切にすると、その時はその行動が当然と思っても、やっぱり後から何かしらの見返りを期待してしまうと思うんです。
(え、、、あの時私、助けてあげたのに今回は助けてくれないの!?)とか。
心の片隅で、見返りを求めてしまう自分っていますよね。
でもそんな考え方をしない人々が、私の大好きな国にいました。
「見返りを求める」なんて美しくない気持ちに代わって、
ブルネイの人たちのような気持ちになれたらどんなにいいだろうかと心から思います。
もし、
このブログを読んで
「ブルネイに行ってみたくなった!」
「イスラム教のイメージが変わった!」
という方がいたら、コメントを頂けると嬉しいです(*´▽`*)
ぜひ、ブルネイに行ってみてください。
そして、観光地だけでなく、「イスラム教」にも目を向けてみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。